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加藤貴志医師インタビュー

加藤貴志医師インタビュー

医療とは、常により良きもの、
新たな可能性に挑戦すること

保険医療も行う
湘南メディカル記念病院理事長として

小松:加藤先生は、両国にある湘南メディカル記念病院の理事長であり、現役の外科医として院長も兼任していらっしゃるんですね。ずいぶんお若く見えますが…。

加藤:1971年生まれです。最近は、若いとはあまり言われなくなりました(笑)。

小松:就任なさったのは、いつですか?

加藤:病院自体は2016年2月に両国駅前病院から名称を変更し、施設の改修、充実を行いました。私は2016年の11月から就任して、いまに至っています。

小松:湘南メディカル記念病院は、湘南メディカルクリニックのなかで唯一、保険診療を行っているのですね。

加藤:はい。一般内科や消化器内科、外科といった一般的な保険診療も行っています。土地柄、お相撲さんもいらっしゃいますよ(笑)。55床の入院施設もあります。

小松:ドクターは何人いらっしゃるんですか?

加藤:保険診療に関しては、常勤は2人です。そのほか、スポットの医師もおります。

小松:院長と理事長の兼任というと、経営や数字も見るんですか?

加藤:そうですね。この病院に移ったのは、きちんと数字で評価しつつ理想の病院をつくりたいと思ったのも大きいですね。

小松:池から大海に出た感じですね、見える景色が全然違うでしょうね。

加藤:やってみなければわからなかったなという感じですね。

小松:この1年はあっという間でしたか?

加藤:もう3、4年たった感じですね。まだ満足いく形にはなっていない。まだまだこれからだな、という気持ちです。

困っている人をすぐに救いたい、
と外科医の道へ

小松:加藤先生は、どちらのご出身ですか?

加藤:仙台生まれの仙台育ちです。都会でありながら自然もある、いい街です。

小松:もともとお医者様のご家系ですか?

加藤:いえ、私の家系では医療関係者は初めてです。父はサラリーマンで、その生活を如実に見ていたこともあり、漠然と違う道に行きたいなと思っていました。

小松:どんなお子さんだったんでしょう。

加藤:小学校から大学までずっとサッカーをやっていて、子どもの頃の夢はサッカー選手になることでした。ちょうど三浦和良選手が大活躍していた頃で、卒業文集には「将来はブラジルに行ってプロになる」なんて書いていました(笑)。ただ、ラッキーというか、私が進路を決める時期にはまだJリーグができていなかったんです。たぶん私のことですから、Jリーグがあったらカン違いして、そっちの道に進んでいたかもしれません(笑)。

小松:なぜお医者様になろうと?

加藤:当時、私の周りの環境では「お医者さんは、お医者さんの子どもがなるもの」というのが一般的な考え方で、サラリーマン家庭の子どもが医師になるという発想すらありませんでした。ただ近所に、同じくサッカーをやっていた方がいて、東北大学の歯学部に行かれたんですよね。その方は8歳年上だったのですが、私は兄のように慕っていたんです。それで、彼のいったところを目指してみようかなと。手に職をつける意味でも歯科医がいいなと思ったんです。しかし、ある時期「歯医者の歯をとれば医者だ、医者なら頭のてっぺんから足の先まで見られる」と思いあたり、一生興味をもって携われる仕事だと方向転換したのです。

小松:もしかしたら、歯医者さんになられていたかもしれないんですね!

加藤:そうですね。

小松:国家試験を通るというゲートもあったかと思いますが。

加藤:国家試験は落とすための選抜試験でなく、一定の基準があれば通る資格試験なので落ちるとはまったく思ってなかったですし、それほど苦労した覚えはありません。。

小松:外科医になられたのはどういう経緯からでしょう。

加藤:私は気が短いので、内科で血圧など何カ月何年単位で見ていくより、困っている人がいたら早く治してさしあげたいんです。痛いとか悪いところがあれば、そこをすぐに治してさしあげて、早く喜ばれる外科が向いていると思ったんですね。

小松:外科といっても、脳外科から心臓外科までさまざまなジャンルがありますよね。加藤先生は消化器外科、特に食道疾患がご専門ですね。

加藤:この病院に勤めるまで、国立仙台病院(現・仙台医療センター)を皮切りに、東北大学病院や市中病院で勤務してきました。そういう意味では「何でも屋」として脳外科から甲状腺、乳腺、血管、内臓なども、全てをカバーしてきました。その経験を通して本当の専門をどうするかとなったときに、「目の前で倒れている人がいたときに、必ず何かの役に立ちたい。そのためには、胸もお腹も開ける食道外科がいいのでは」と思ったからです。

小松:東北でのご経歴が長いですが、東日本大震災のときもいらしたんですか?

加藤:東北大学病院で、まさに食道がんの手術中でした。

小松:えっ! それで手術はどうなったんですか? 中止?

加藤:20室くらいの手術室がありましたが、全て中止です。ちょうどがんを取り終えたところでしたので、すぐに傷口を閉じて患者様を起こして、ICUに誘導しました。手術室というのは真上に無影灯といって大きな灯りなどもありますし、麻酔器のガス供給が止まってしまったら患者様が亡くなってしまうようなデリケートな場所なんです。余震がいつ来るかわからないですし…。

小松:インフラは大丈夫だったんですか?

加藤:郊外のほうがインフラが弱いということで、中心地にある東北大学付近はむしろ後回しでした。補助電源はあるのですがエレベーターは2週間止まりっぱなしで、我々が患者様に非常食の乾パンや栄養補助食を配ったりもしました。

小松:私は両親、親族もみな福島で、かなり被害を受けました。このまま、これ以前の日本には戻れないのかというくらいの被害でしたよね…医療の現場に携わってらしたら、よりいろんなことをお感じになったでしょうね。

加藤:実際には、地震での被害というのはほとんどなくて、ほぼ津波なんですよね。我々も大学病院で待機していたんですが、車もないし、こちらから出向かないと誰も助けられない。それで震災後5日目に、以前勤めてお世話になった気仙沼の災害派遣に行きましたが、見たことのない世界になっておりました。

小松:そこでけがをした方の治療をなさったんですか。

加藤:津波のヘドロを飲みこむと、汚いのでひどい肺炎になってしまうんです。ほかにも、流れてくるものに当たった傷が化膿して感染症になった方などの治療にあたりました。

小松:壮絶な体験をなさったんですね…あっという間に7年という時間が経ちましたけれど…。

加藤:みなさんメディアで見てご存知かもしれませんが、現地は復興にはまだまだという感じですね。本当に大変な災害でした。

 

外科医としての達成感から
新しい道へ

小松:私は、いままでお医者様はどのように達成感を感じていらっしゃるのかと思っていました。加藤先生は外科医として20年たち、達成感を感じられたことはあったのでしょうか。

加藤:よく、医師、特に外科医は10年で一人前と言われます。私の場合は、がん治療を専門として、診断、手術、化学療法に携わり、数千例の方々の治療を行ってきましたが、10年を過ぎた頃にひと通りの手術はできるようにはなりました。ただ、同じ手術でも患者様ごとに微妙なさじ加減があるし、ありとあらゆる手術ができるかというと、なかなか自信がもてませんでした。医師になってから、本当に修練修練で、満足したことがなかったんです。ところが18年、19年目くらいに、パッと開けたんですね。外科医として初めて、完全に自分で自分に合格点を出していいと思えたんです。

小松:それは、何年前のことですか?

加藤:2年前くらいですね。こういうときがくると思わなかったくらいの達成感で、本当にやりきったと思ったんです。でも、自分で合格点をあげてもいいと思えたら、新しいことにチャレンジしたいと思う気持ちが出てきたんですね。諸先輩方のように、円熟の時期として、後進の指導や育成に進むのが大勢でしょうが、私はまだ新しいことができるんじゃないか、自分がもっと成長できるんじゃないかと思ったんです。

小松:達成感をもった瞬間、新しい可能性を求められたのですね。常にもっと良きものとか、もっと自分の可能性を導き出せるものを、と考えるのが医療なのですね。

加藤:それまでは医師として独り立ちする自信がなかったから、何らかの組織にいることが自分を守る術だったのかもしれません。それが、完全に自分で責任をとれるとなったときに、一匹オオカミとしてもやっていけると思ったのも大きいですね。

小松:そんな過程を経て、次はどこを目指されたんでしょう。

加藤:外科医として、自分で満足できるところまでやりきって、もう1つ新しいことをと思ったときに美容外科を思いついたんですね。これからは人生100年の時代。緩和医療にも通じますし、これからをどう生きるかが大事だと思ったんです。

小松:アンチエイジングなども、これから必要な医療ですよね。

加藤:自分の年齢的にもエイジングを実感するようになって、なおのこと興味が出たんでしょうね。それで業界ナンバーワンの湘南美容外科にアクセスをして、相川先生(SBCメディカルグループ総括院長)とご縁があって、勤務するようになりました。

小松:最初は美容外科に入られたんですね。

加藤:ただ外科といってもまるっきり畑が違うので、私のいままでのキャリアを完全に活かしきれてないんじゃないかと思うところがあったんですね。美容外科を修練していくことはいいんですが、20年培った外科系やがんの知識を活かせないか。そうすることがグループのため、ひいては世のためになるのかなと思って、がんの免疫治療をされている相川先生と阿部先生に「がん治療の経験があり、非常に興味をもっているので、見学させていただけませんか」と院内メールを送ったんです。診察を見させていただいたら、患者様の病気のご状態、今後どうなっていくのかが全部見えるわけです。これは絶対役に立てるだろうと、現在は免疫治療という新しい医療に邁進しています。

小松:ご家族はどうおっしゃっていましたか?

加藤:ずっと積み上げてきたキャリアを完全に捨てて、まったく新しいところにいくのを心配はしていました。いまは私だけ単身赴任という形で、妻と娘2人は仙台にいます。

小松:娘さんは、将来お医者様になりたいとおっしゃってますか?

加藤:私を見ていたからでしょう、「お医者さんだけは嫌」と言っていますね(笑)。ほとんど家にいないですし、夜も呼び出されて自分の時間もないですしね。

小松:お医者様というのは、緊張や責任の度合いが途轍もないですものね。

加藤:医局にいたときはサラリーマンで、辞令1つで転勤になるため、私が仙台にいたのはほんの5年くらい。後はずっと単身赴任生活なんです。私自身、家族は1つ屋根の下に住むという既成概念にとらわれていて、かなり苦しんだこともありましが、今はこういう家族があってもおかしくないかなと思えるようになりました。幸い娘2人も伸び伸び明るく育ってくれて、ありがたいですね。

小松:相川先生から、両国の病院を任せると言われたときはどうでしたか?

加藤:僕しかできないだろうなと思いました。

小松:すばらしい! そういう機会に出会えたんですね。

加藤:それを与えてくださったのは、とてもありがたいですね。この環境に感謝をしつつ、いまは「諦めないがん治療」に全力で取り組んでいます。

 

 

※本インタビューにおいて、掲載されている施設への受診及び治療を推奨するものではありません。

聞き手:ノンフィクション作家 小松成美

【経歴】

真摯な取材、磨き抜かれた文章には定評があり、数多くの人物ルポルタージュ、スポーツノンフィクション、インタビュー、エッセイ・コラム、小説を執筆。

第一線で活躍するノンフィクション作家。

1962年、神奈川県横浜市生まれ。日本大学藤沢高等学校卒業。専門学校で広告を学び、1982年毎日広告社へ入社。放送局勤務などを経たのち、作家に転身。

生涯を賭けて情熱を注ぐ「使命ある仕事」と信じ、1990年より本格的な執筆活動を開始する。

 

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