大腸がん治療

大腸がんとは

大腸は、3つの部分で構成されています。その3つというのは、結腸・直腸・肛門です。
その3つの長さはおよそ2mと言われており、そこに発生するがんを「大腸がん」と呼びます。
大腸がんは、直腸がんと結腸がんの2つに分類することができます
特に日本に多いのは結腸がん・直腸がんと言われており、大腸がん患者の約7割はこれにあたります。
大腸がんの発生は、大腸の内側の粘膜細胞からポリープと呼ばれている腫瘍ができ、そのポリープががん化することが原因です。
まれに、ポリープを作らず直接がん化することもあります。
そのがん化したポリープがリンパ節や肝臓、肺などの臓器に転移することがあります。
臓器の粘膜下層でおさまった場合のことを早期がん、筋層まで達した場合を進行がんと呼ばれます。
ですが、大腸がんの約96%は、がんの中でも比較的おとなしいがんに分類されます。

原因

食生活の欧米化により増加傾向にあります。
食生活の偏りから、動物性の脂分を摂取することが増えたことで、消化の際に胆汁酸の分泌が多くなります。
その胆汁酸には、発がん性の物質が含まれているのでがんが発生しやすいと言われています。
他にも大腸がんのリスクとしてあげられるのが、運動不足や野菜・果物の摂取不足、過度な飲酒などです。
この20年で大腸がんを原因とする死亡数は1.5倍に拡大していているのです。
また、家族に大腸がんになったことがある人がいる家庭は、大腸がんにかかるリスクが増加します。直系の親族に家族性大腸腺腫症とリンチ症候群にかかったことがある人がいる場合、注意が必要です。
身体的な要因としてあげると、高身長の人が発症リスクを多く持っている傾向にあります。

症状

大腸がんとは粘膜から発生して、症状が発生するには2通りあります。
1つ目は、大腸の内側の粘膜細胞からポリープと呼ばれている腫瘍ができ、その腫瘍ががん化する場合です。
2つ目は、ポリープ(腫瘍)を作らず直接がん化する場合です。
大腸がんがだんだん進行していくにつれて、がんの表面の腫瘍からの出血が見られたりします。

病は早期発見、とよくいいますが残念ながら大腸がんは自覚症状がほとんどないため、年に1回の健康診断の診断でわかるケースが多くあるようです。

大腸がんには次のような症状が現れてきます。

排便の変化

血便・下血(げけつ:肛門からの出血)・便が細くなる・下痢と便秘を繰り返す・便が残っている感じがする

お腹の変化

お腹が張ってくる・腹痛・お腹にしこりができる

その他の変化

貧血 ・嘔吐・体重減少

上記の症状は、あくまで一例です。
この症状がみられたからと言って、一言で「大腸がん」と決めつけることはできません。
しかし、大腸がんの症状で多いのは、痔だと勘違いしてしまうことがあるため、注意が必要です。

検査

便潜血検査

検便を使い、大腸がんの検査をすることができます。
みなさん、大腸がんの検査というとカメラなどを使い、直接大腸を見るような検査を想像しているかもしれませんが、今では便を調べることによって検査できるのです。
大腸がんの恐れがある場合、症状としてみられるのは血液の付着です。
ポリープがあると、腸内を便が移動するときに腸内組織と便が擦れて血液が付着します。
便潜血検査では、肉眼では確認できない血のまじりを検査することが可能です。

この便潜血検査を行うことにより、死亡率がさがると言われています。
この検査は自宅でも簡単に行うことが可能ですので、ぜひお試しください。

治療

大腸がんの治療法は4つに分けられ、 内視鏡治療・外科手術・化学療法・放射線療法などがあげられます。
実際の治療方法は、担当医師によって患者さんの状態と、大腸がんの進行度などを考慮して決定されます。
大腸がんの進行度は5段階に分類することができ、ステージ0からステージⅣまでがあります。
自分が大腸がんと診断を下されたら、今の自分の現状をしっかり受け止め、どんな治療を進めるのかを理解することが重要です。

がん免疫療法(治療)の 湘南メディカルクリニック