耐性菌と耐性インフルは違う

耐性菌と耐性インフルは違う

【2019年1月6日】
耐性菌はMRSAや一部キノロンが効かない大腸菌のように、抗生物質で死なない細菌のことで、慢性化することが多いです。

一方、抗生剤のようにインフルエンザウイルスを殺傷する薬はありませんが、増殖を押さえる薬はあります。代表例がタミフルとゾフルーザで、1日2回5日間服用のタミフルに比べ、ゾフルーザは1回だけの服用で済みます。

このゾフルーザがタミフル耐性ウイルスを作っていると言う論文がネイチャー・バイオテクノロジーに発表されました。小児ではたった1錠の服用で約3割の患者が耐性化したというものです。

このことから耐性ウイルスを作らないようにゾフルーザは使わず、重症患者に取って置くという医師もいます。ただ1回だけの服用で済むため、ゾフルーザを望む患者さんが多いのも現実です。高熱のつらさは1日でも短いほうがいいですよね。

ただ、耐性といっても違いがあって、耐性菌は慢性化しますが、耐性ウイルスは免疫が正常であれば排除され慢性化せず治癒します。2008年末にタミフル耐性H1N1ウイルスが大流行しましたが、タミフルは現在でも有効な薬剤です。この耐性に対する正確な情報をシェアすることが大切でしょう。

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監修医師紹介

阿部 吉伸 医師

湘南メディカルクリニック新宿院

院長阿部 吉伸医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医
日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医
日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員
日本脈管学会会員
日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員
日本再生医療学会会員
医学博士

経歴
1990年国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年
~1994年
パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年新宿血管外科クリニック 院長
2015年湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

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