新しいがん免疫薬(アデノシンA2a受容体拮抗薬)、P1治験開始

新しいがん免疫薬(アデノシンA2a受容体拮抗薬)、P1治験開始

【2016年07月08日】
そーせいグループは2016年7月6日、子会社のヘプタレス・セラピューティクス社から英アストラゼネカ社(AZ)に導出したがんを殺すアクセル作用としてのNK・T細胞の開発候補品HTL1071(AZD4635)が、臨床第1相(P1)試験に入ったと発表しました。これによりヘプタレス社はAZから1000万ドル(約10億円)のマイルストーン報酬を受け取ります。

HTL1071はアデノシンA2a受容体拮抗薬で、経口投与可能な低分子化合物です。ヘプタレス社が独自のドラッグデザイン技術で創製し、昨年8月にAZに導出したものです。

HTL1071は今回のP1試験でヒトに初めて投与されます。約50人の進行悪性固形腫瘍患者と非小細胞肺がん患者が対象です。HTL1071の単独投与と、AZがPD-L1チェックポイント阻害剤として開発中のデュルバルマブとの併用で、HTL1071の最大耐量を決めます。これが決まり次第、安全性、忍容性、薬物動態、選定用量の抗腫瘍作用をさらに検討するためのP2試験を実施する予定です。

がん細胞から産生されるアデノシンがT細胞の活性を抑制することや、がん細胞への傷害を回避することが分かってきました。一方、アデノシンA2a受容体の阻害は、PD-L1やCTLA-4といった免疫チェックポイント阻害剤の効果を増幅し、CD73阻害の活性を増加させます。この画期的アプローチが、がんへの免疫的な攻撃を促進する新たな治療法になると考えられます。ますます、がんは免疫療法で治療する時代に突入です。

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監修医師紹介

阿部 吉伸 医師

湘南メディカルクリニック新宿院

院長阿部 吉伸医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医
日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医
日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員
日本脈管学会会員
日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員
日本再生医療学会会員
医学博士

経歴
1990年国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年
~1994年
パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年新宿血管外科クリニック 院長
2015年湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

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