ベバシズマブの治療を開始しました。

世界より4年遅れる日本 新薬審査員が少ない

【2016年05月18日】
当院では、ベバシズマブの治療を開始しました。詳細は、ホームページの料金表をご覧ください。

ベバシズマブとは

本薬は分子標的薬で、2007年4月に承認された、世界初の血管新生阻害薬です。
がんが増殖するに伴って、がん自身に栄養を供給するために、がんは血液を送りこむ血管を新しく作ります(血管新生)。ベバシズマブは、この血管新生を促すために、がん細胞が分泌するVEGFというタンパク質に結合して、血管の新生を抑え、栄養を行き渡らせないようにして、増殖のスピードを低下させるはたらきがあります。

さらに、がんそのものの異常血管を修復し、正常化する働きもあります。するニボルマブ(抗PD-1抗体)とイピリムマブ(抗CTLA-4抗体)ががんに届きやすくなるので、大きな治療効果を得ることができるのです。
保険適応は治癒切除が不可能な進行・再発の大腸がんだけですが、理論上は全ての固形がんに効きます。欧米では肺がんや乳がんに対しての臨床試験が行なわれ、効果が報告されています。日本国内でも乳がんに対する臨床試験が進行中です。

主な副作用ですが、ベバシズマブは他の抗がん剤と薬の性格がまったく違うので、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害剤と併用して使っても、相乗的な副作用が現れ、吐き気が倍増したとか、白血球の減少がひどくなったということはほとんどありません。
ただ、ベバシズマブに特有の副作用としては出血、血栓症、消化管穿孔、創傷治療の遅延、血圧上昇などが挙げられます。このうち血栓症と消化管穿孔は命取りになりかねない副作用ですが、市販後の全国調査では、それぞれ0.9%と0.4%と低い数値になっています。

主な副作用ですが、ベバシズマブは他の抗がん剤と薬の性格がまったく違うので、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害剤と併用して使っても、相乗的な副作用が現れ、吐き気が倍増したとか、白血球の減少がひどくなったということはほとんどありません。
ただ、ベバシズマブに特有の副作用としては出血、血栓症、消化管穿孔、創傷治療の遅延、血圧上昇などが挙げられます。このうち血栓症と消化管穿孔は命取りになりかねない副作用ですが、市販後の全国調査では、それぞれ0.9%と0.4%と低い数値になっています。

がんを早く消したい方、腫瘍の大きい方、転移がたくさんある方、胸水・腹水が多い方などは、がん免疫療法(NK・T細胞投与)+ニボルマブ(抗PD-1抗体)+イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)との併用をご検討下さい。

2016年5月26日追記

ベバシズマブが、進行・再発子宮頸がんの適応を追加

中外製薬は2016年5月23日、抗がん剤ベバシズマブについて、「進行または再発の子宮頸がん」の適応追加の承認を取得したと発表しました。2015年9月に希少疾病用医薬品に指定され、優先審査を受けていたものです。国内では、直腸がん、結腸がん、非小細胞・非扁平上皮肺がん、卵巣がんに続く適応となります。
なお、同適応は欧米をはじめとする67の国と地域(16年1月末時点)で承認済みです。作用機序からは、全ての固形がんに効果が見込めますが、出血や血栓、傷の治りの遅延などの副作用にも注意が必要です。

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監修医師紹介

阿部 吉伸 医師

湘南メディカルクリニック新宿院

院長阿部 吉伸医師

詳しくはこちら

【備考】
日本外科学会永久認定医
日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医
日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員
日本脈管学会会員
日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員
日本再生医療学会会員
医学博士

経歴
1990年国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年
~1994年
パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年新宿血管外科クリニック 院長
2015年湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ(抗PD-1抗体)

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    がん免疫療法(NK・T細胞投与)と併用し免疫機能を高めるニボルマブ(抗PD-1抗体)の点滴治療

    詳細はこちら

  • イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)

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  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

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  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?

    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療

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