血中ビタミンD濃度で進行性大腸がんも改善の兆し

血中ビタミンD濃度で進行性大腸がんも改善の兆し

【2015年4月27日】
転移性である大腸がんだが、血中ビタミンD濃度の高い大腸がん患者は化学療法や分子標的薬療法による治療後の転帰が良好という結果が発表された。
血中ビタミンD濃度が最も低い患者の平均生存期間は24.5ヶ月だが、最も高い患者は32.6ヶ月であった。
この研究は、新たに診断された進行性大腸がん患者1,043人を対象に異なる3パターンの治療を施し、試験参加時に測定した血中ビタミンD濃度(25-ヒドロキシビタミンD)を分析したものである。

(※化学療法+ベバシズマブ+アービタックス、化学療法+ベバシズマブ、化学療法+アービタックス)
患者の血中ビタミンD濃度最小平均値は8ng/mlで、最大平均値は平均27.5ng/ml、全患者の平均値は17.2ng/mlだった。
(推奨されている健康的な血中ビタミンD濃度の範囲は20~30ng/ml)

進行までの期間もビタミンD濃度最小値群が10.1ヵ月だったのに対して、最大値群は12.2ヵ月と、ビタミンDの血中濃度が期間延長に大きく関係していることがわかった。患者が受けた治療の種類による有意差はなかった。
高齢者、有色人種、食事とサプリメントからのビタミンDの摂取量が少ない、体格指数(BMI)高値、あるいは日照の少ない時期に血液標本を採取された患者などは、優位にビタミンD濃度が低下していたという研究結果も出ている。

米国臨床腫瘍学会(ASCO)によると「生存改善に加えて、ビタミンDはがんの成長速度を遅くする、あるいは治療の効果を高めるなどの可能性が示唆され、高い血中ビタミンD濃度は化学療法に耐性を示すがんに対して長期にわたり関連した」と見解を発表している。

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監修医師紹介

阿部 吉伸 医師

湘南メディカルクリニック新宿院

院長阿部 吉伸医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医
日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医
日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員
日本脈管学会会員
日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員
日本再生医療学会会員
医学博士

経歴
1990年国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年
~1994年
パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年新宿血管外科クリニック 院長
2015年湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

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