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肺がんの治療方法

<【もし肺がんと診断されたら……】 肺がんの治療方法>

 

肺がんは毎年13万人以上の人が発病し、7万人以上が亡くなっています。また肺がんは男性の患者数が多いのが特徴です。罹患者数、死亡者数ともにトップクラスなので、肺がんは男性が最も注意するべきがんの一つと言えます。

もし、肺がんと診断された場合、どのような治療が行われるのでしょうか? 肺がん治療の種類をご紹介します。

外科療法

肺がんの治療はステージによって用いられる治療方法が異なります。
腫瘍部分を取り除くことで回復が見込める初期から中期のステージの場合、外科療法が選択されることが多いです。
文字通り、手術によって腫瘍部分を切除します。効果の高い治療方法ですが、肺の一部を切り取るため、術後に息切れがしやすくなる、痰が出やすくなる、痛みが出るなどがあります。

体の免疫機能が下がっていることもあって、肺炎を起こしやすくなるので注意が必要です。
肺炎のほか、手術時に肺の一部に穴が開く肺瘻、気管支に穴が開く気管支断端瘻、術後の安静時に血管内にできた血の塊によって肺梗塞、脳梗塞、心筋梗塞などの合併症が引き起こされる可能性もあります。

<化学療法>

抗がん剤などは「外科療法で腫瘍がすべて取り除くことができ、転移も認められない」というケース以外、すべてのステージで用いられる治療法です。放射線治療と並行して行われます。
がんの種類やステージに応じ、複数の抗がん剤を組み合わせるのが一般的で、肺がん治療の中心的な治療方法です。
しかし、がんだけではなく、健康な細胞も傷つけてしまうのがデメリットです。吐き気、便秘、下痢、脱毛、腎障害、末梢神経障害、骨髄抑制などの副作用が現れます。

放射線治療

放射線治療は末期以外のステージで用いられる治療法です。高エネルギーのX線をがん細胞がある部分に照射することでがん細胞を小さくしていきます。抗がん剤治療と一緒に行わるのが一般的です。

しかし周囲の組織にも放射線が当たってしまうため、炎症を起こすことがあります。また、体のだるさや食欲不振などが現れることもあります。まれに脊髄に許容以上の放射線が当たった場合、治療後半年から数年後に、下半身や手足に麻痺、しびれを起こす「脊髄症」になることもあります。

<その他の最先端治療>

現在ではがん研究が進み、新たな治療法もいくつか登場しています。

「レーザー治療」は、口から気管支鏡を入れ、目で見ながらレーザーで腫瘍を焼き切るという治療法です。気管支鏡や内視鏡で見える範囲でしか使えない、ごく初期のがんにしか使えないなどの条件がありますが、大きく体を切ることがないので体への負担が軽い治療法です。 最近では「免疫療法」が注目を集めています。これは体内の免疫細胞を活性化させ、がんを攻撃させようというもの。抗がん剤に比べ副作用も少なく、第4の治療法になるのではないかと期待されています。

肺がんの治療方法は一つではありませんし、副作用の出方も人によって異なります。その人に合った治療法、組み合わせがあるので、医師とよく相談することが大切です。

<がん免疫療法>

がん免疫療法では、リンパ球をはじめとした免疫細胞の中で唯一、直接がん細胞を攻撃するナチュラル・キラー細胞(NK細胞)を活性化することでがん細胞をピンポイントで殺すことができる治療法です。(別名、活性化自己リンパ球療法とも言います。)

科学療法や放射線療法等とは違って、がん細胞以外の正常な細胞には一切ダメージを与えず、がん細胞のみに攻撃することができるので副作用が少なく、日常生活に支障がないまま治療をすることができます。

また、免疫チェックポイント阻害剤といわれるニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)といったナチュラルキラー細胞を助ける働きをもつ薬剤と併用することでより効果的な治療が行えるため、近年第4のがん治療として注目されております。

 

 

監修医師紹介

阿部 吉伸 医師
湘南メディカルクリニック新宿院
院長 阿部 吉伸 医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医  日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医  日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員  日本脈管学会会員  日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員  日本再生医療学会会員  医学博士
経歴
1990年 国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年 国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年~1994年 パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年 国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年 パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年 新宿血管外科クリニック 院長
2015年 湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)

    ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)とは?
    がん免疫療法(NK・T細胞投与)がん免疫療法(NK・T細胞投与)と併用し免疫機能を高めるニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)の点滴治療

  • イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)

    イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)とは?
    CTLによるがん(細胞)の破壊する働きを助ける免疫チェックポイント阻害剤

  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

    免疫チェックポイント阻害剤併用療法とは?
    ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)併用がん免疫療法(NK・T細胞投与)がん免疫療法(NK・T細胞投与)でがんの治癒率が飛躍的に伸びる可能性があります。

  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?
    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療


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