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頭頚部がんの治療方法

<あの有名人もなった!?  頭頚部がん治療とは>

 

頭頚部、と言われてピンと来ない方も多いと思います。頭頚部とは、人の顔の眉上から鎖骨までの部分のことです。かなりの広範囲で、この範囲の中にできるがんを総称して頭頚がんと言います。

頭頚がんの種類は多く、「口腔がん」「咽頭がん」「喉頭がん」「上顎がん」「唾液腺がん」「甲状腺がん」などが含まれます。「喉頭がん」はあの有名な「つんく」さんも患い、2015年に声帯の摘出をしたことで有名です。

今回はこれら頭頚がんの特徴と治療法についてご紹介します。

外科治療(手術)

「頭頚部のどの部分に発生したか」「進行具合はどれほどか」などで治療法は変わってきます。しかし、多くの場合は手術によってがんを摘出する外科治療が行われます。

がんと周囲の正常組織の一部を切除する「局所切除術」、頸部リンパ節と頸部のそのほかの組織を切除する「頸部郭清術」が中心です。また、手術の際に失った体の一部を補うための「再建手術」も行われることがあります。

頭頚がんにおける外科手術の難しさは、術後も生活の質を落とさないことや顔面の形状を損なわないよう考慮しなければならない点です。

<放射線治療>

細胞運列が異常に激しいというがん細胞の特徴を逆に利用し、放射線を局所的にあてることでがん細胞を死滅させる治療です。治癒後の顔面の形状変化、発声や咀嚼・嚥下といった生きる上で必要な機能を低下させないように治療ができるという特徴があります。

また、手術後の「術後補助療法」にて、残ったガン細胞を完全に取り除くためにも利用されます。

化学療法

頭頚がんの治療では前2種類の治療法が主になります。しかし、これらだけでは完治に至らないと言う理由から、2つの治療を行いながら化学治療も行うというのが主流になりつつあるのです。

ただし、化学治療ではシスプラチンを始めとした抗がん剤を使いますが、その副作用に注意を促す研究者も少なくありません。軽いものでは「吐き気」や「口内炎」、重いものでは「腎臓機能低下」や「骨髄機能低下」という副作用が報告されています。

<生存率こそ高いが……>

頭頚がんは治療後の5年生存率が比較的高く、またほかのがんよりも発生しにくいという特徴があります。

ただし、予後こそはいいものの、治療の代償に体の大切な器官を失くすというリスクが非常に大きいという特徴があるのです。冒頭で紹介したつんくさんのように、声帯を摘出して声を失うというケースも少なくありません。今後の自分の人生に大きく影響を与えると言う意味では、ほかのがんと同様に油断のできない病気です。

<がん免疫療法>

がん免疫療法では、リンパ球をはじめとした免疫細胞の中で唯一、直接がん細胞を攻撃するナチュラル・キラー細胞(NK細胞)を活性化することでがん細胞をピンポイントで殺すことができる治療法です。(別名、活性化自己リンパ球療法とも言います。)

科学療法や放射線療法等とは違って、がん細胞以外の正常な細胞には一切ダメージを与えず、がん細胞のみに攻撃することができるので副作用が少なく、日常生活に支障がないまま治療をすることができます。

また、免疫チェックポイント阻害剤といわれるニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)といったナチュラルキラー細胞を助ける働きをもつ薬剤と併用することでより効果的な治療が行えるため、近年第4のがん治療として注目されております。

 

 

監修医師紹介

阿部 吉伸 医師
湘南メディカルクリニック新宿院
院長 阿部 吉伸 医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医  日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医  日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員  日本脈管学会会員  日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員  日本再生医療学会会員  医学博士
経歴
1990年 国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年 国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年~1994年 パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年 国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年 パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年 新宿血管外科クリニック 院長
2015年 湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)

    ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)とは?
    がん免疫療法(NK・T細胞投与)がん免疫療法(NK・T細胞投与)と併用し免疫機能を高めるニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)の点滴治療

  • イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)

    イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)とは?
    CTLによるがん(細胞)の破壊する働きを助ける免疫チェックポイント阻害剤

  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

    免疫チェックポイント阻害剤併用療法とは?
    ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)併用がん免疫療法(NK・T細胞投与)がん免疫療法(NK・T細胞投与)でがんの治癒率が飛躍的に伸びる可能性があります。

  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?
    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療


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