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大腸がんの治療方法

<【もし大腸がんと診断されたら……】 大腸がんの治療方法>

 

大腸がんは近年急速に罹患者数が増加してきているがんで、2015年の罹患者数は数あるがんの中でトップでした。実に13万5千人以上の人が大腸がんと診断されています。また大腸がんで死亡した人は5万人以上、死亡原因第2位となっています。
40代から増え始める大腸がんは、女性より男性の方が多いのが特徴です。初期は自覚症状もなく発見が難しいため、他の臓器に転移したものが先に見つかることもあります。
では、大腸がんはどのように治療していくのでしょうか?
今回は大腸がんの治療法をご紹介します。

内視鏡治療

大腸は約2mの長さがあるため、がんが粘膜部分に留まります。そのため、リンパへ浸潤していない早期のステージのものは、内視鏡による手術が主流です。肛門から内視鏡を挿入し、目で見ながら腫瘍を切除します。
内視鏡治療は患者への体の負担が軽く、生活の質を落とすことがないのがメリットの治療法です。しかし、まれにですが出血や腸に穴が空く可能性があります。

<外科療法>

内視鏡で取りきれないものは開腹手術で取り除くことになります。手術にはおなかを切り開いて行う開腹手術と、小さな穴を複数開けて器具を入れ、がんを取り除く腹腔鏡手術の2種類が主流です。
腹腔鏡手術はリンパ節の切除や消化管再建が難しいこと、合併症がやや多い傾向にあることを覚えておきましょう。
外科療法は、がんを目で見ながら直接取り除くので効果が高い治療法です。しかし、直腸は自律神経が多く絡み付いていることもあり、直腸がんの手術でこの神経組織を切除しなければならなくなると、排泄機能や性機能に障害が出たり、人工肛門になることもあります。

化学療法

手術と並行して行われるのが抗がん剤による化学療法です。
抗がん剤はがんの増加を抑える効果があるので、手術前に用いてがんを小さくし、除去しやすくしたり、術後に取りきれていないがん細胞を抑制する目的で使われます。
また、抗がん剤を使うことで、進行したがんでも手術可能なまでに小さくすることが可能です。

がん細胞だけではなく健康な細胞までも攻撃するため、吐き気や脱毛、免疫力の低下、肝臓や腎臓への障害といった副作用が起こることもあります。しかし、最近は副作用の対策が進んでいるため、自宅から通いながら化学療法を受けることができるようになってきています。

<放射線療法>

放射線治療は高エネルギーの放射線をがん細胞に照射し、がん細胞を傷つけて活動を抑制することを目的とした療法です。一般的には手術前に行われます。
吐き気や倦怠感のほか、放射線の照射部位に炎症を引き起こすことがあります。

可能な限り手術で取り除くのが、大腸がんの治療法としては主流です。手術が難しい場合は化学療法、放射線療法のほか、痛みや落ち込みなどに対する対症療法などを行います。
前述したとおり、近年では大腸がんの罹患者数が急速に増加しています。

<がん免疫療法>

がん免疫療法では、リンパ球をはじめとした免疫細胞の中で唯一、直接がん細胞を攻撃するナチュラル・キラー細胞(NK細胞)を活性化することでがん細胞をピンポイントで殺すことができる治療法です。(別名、活性化自己リンパ球療法とも言います。)

科学療法や放射線療法等とは違って、がん細胞以外の正常な細胞には一切ダメージを与えず、がん細胞のみに攻撃することができるので副作用が少なく、日常生活に支障がないまま治療をすることができます。

また、免疫チェックポイント阻害剤といわれるニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)といったナチュラルキラー細胞を助ける働きをもつ薬剤と併用することでより効果的な治療が行えるため、近年第4のがん治療として注目されております。

 

 

監修医師紹介

阿部 吉伸 医師
湘南メディカルクリニック新宿院
院長 阿部 吉伸 医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医  日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医  日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員  日本脈管学会会員  日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員  日本再生医療学会会員  医学博士
経歴
1990年 国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年 国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年~1994年 パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年 国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年 パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年 新宿血管外科クリニック 院長
2015年 湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)

    ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)とは?
    がん免疫療法(NK・T細胞投与)がん免疫療法(NK・T細胞投与)と併用し免疫機能を高めるニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)の点滴治療

  • イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)

    イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)とは?
    CTLによるがん(細胞)の破壊する働きを助ける免疫チェックポイント阻害剤

  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

    免疫チェックポイント阻害剤併用療法とは?
    ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)併用がん免疫療法(NK・T細胞投与)がん免疫療法(NK・T細胞投与)でがんの治癒率が飛躍的に伸びる可能性があります。

  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?
    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療


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