「アテゾリズマブ(抗PD-L1抗体)アテゾリズマブ(抗PD-L1抗体)」、乳がんの1次治療でFDAが申請受理、パクリタキセルと併用で
【2018年11月30日】
スイス・ロシュは2018年11月19日、「アテゾリズマブ(抗PD-L1抗体)アテゾリズマブ(抗PD-L1抗体)」について、PD-L1発現が認められた切除不能の局所進行/転移性トリプルネガティブ乳がん(TNBC)に対する化学療法(パクリタキセル〈アルブミン懸濁型〉)との併用による1次治療で米FDA(食品医薬品局)が承認申請を受理し、優先審査品目に指定したと発表しました。中外製薬が邦訳をリリースしました。
今回の優先審査品目指定で、FDAは2019年3月12日までに承認可否を判断します。同社によると、承認されればがん免疫療法としては、PD-L1陽性の転移性TNBCに対して初めての承認となる見通しです。
がんは初めから免疫療法で治療する時代になりそうです。
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監修医師紹介
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湘南メディカルクリニック新宿院
院長 阿部 吉伸 医師 -
【備考】
日本外科学会永久認定医 日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医 日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員 日本脈管学会会員 日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員 日本再生医療学会会員 医学博士
経歴 | |
---|---|
1990年 | 国立富山医科薬科大学医学部卒 富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科) |
1994年 | 国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士 胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科) |
1992年~1994年 | パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学 |
1997年 | 国立金沢病院心臓血管外科勤務 |
2004年 | パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。 |
2012年 | 新宿血管外科クリニック 院長 |
2015年 | 湘南メディカルクリニック新宿院 院長 株式会社シーオーメディカル顧問医就任 |
当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤
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ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)
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