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ノーベル医学生理学賞

ノーベル医学生理学賞


【2018年10月9日】

今年のノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大の本庶佑特別教授は2018年10月1日、同大(京都市)で会見を開きました。
本庶氏は医療分野における研究開発の国内状況について、臨床での応用ばかりに目を向けるのでなく、基礎研究を重視すべきと注文しました。国内製薬企業に対しては日本のアカデミアへの投資が不十分との認識を示し、「全く見る目がない」と強調しました。


本庶氏は生命科学では解明されていないことがほとんどで、その中で応用に突き進むと大きな問題が生じると指摘しました。「何が正しいのか、何が重要なのかが分からないところで、『この山に向かってみんなで攻めよう』というのはナンセンス」と述べ、国内の研究開発方針が“出口指向”となることを問題視しました。その上で、多数の研究者が多くの基礎研究に臨み、理解を深める重要性を説明しました。そのための研究費用をとりわけ若手研究者に分配し、チャンスを与えるべきとしました。


製薬企業については、世界のメジャー企業が20~30社なのに対し国内には創薬型企業が30社程度あり、資本規模、国際的なマネジメント、研究開発の面で「非常に大きな問題を抱えている」と言及しました。さらに「日本のアカデミアには結構いいシーズがあるのに、日本のアカデミアより海外の研究所にお金をたくさん出して、これは全く見る目がないと言わざるを得ない」と指摘しました。


またアカデミア発シーズで新薬を開発した企業が利益の一部を大学に還元することで、さらに若い世代による研究が活性化し新たなシーズが生まれると解説しました。このような循環でアカデミアと製薬企業がウィンウィンの関係を構築するのが望ましいとしました。


本庶氏は現在取り組んでいる研究の一端も紹介しました。現段階で抗PD-1抗体には限界があり全ての患者に効くわけでなく、効果を上げるための研究を進めていると報告しました。研究者の多くが多剤併用による効果改善を模索する中で、「私もその方向でやっているが、他の人とはちょっと違う視点でやっている」と述べました。このほか早期の効果判定に使えるマーカーの検討も行っているとしました。


さらにPD-1の促進抗体の研究も進め、アレルギー疾患や自己免疫疾患の治療の可能性を探っていることを披露しました。


免疫療法でがんが完全制圧される日も近いかもしれませんね。私も現段階でのPD-1の有効活用を模索していきたいと思います。
現段階では、NK+ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)投与が最強のがん治療であることは間違いありません。


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監修医師紹介

阿部 吉伸 医師
湘南メディカルクリニック新宿院
院長 阿部 吉伸 医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医  日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医  日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員  日本脈管学会会員  日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員  日本再生医療学会会員  医学博士
経歴
1990年 国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年 国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年~1994年 パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年 国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年 パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年 新宿血管外科クリニック 院長
2015年 湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

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