共同研究できた巡り合わせに感謝、小野薬品・相良社長
【2018年10月2日】
免疫制御分子PD-1を発見し、抗PD-1抗体「ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)」の開発を先導した京都大の本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞したことについて、小野薬品工業は2018年10月1日、「業績の偉大さは揺るぎのないもの、ノーベル賞という形で世の中に評価され喜ばしい限り」との相良暁社長のコメントを発表しました。
本庶氏との共同研究がきっかけでニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)が開発されたことについて「共同研究を実施することができた巡り合わせに感謝している」としました。その上で「抗PD-1抗体を抗がん剤として医薬品化した私たちの使命は、できる限り早く、より多くの患者さんに届けること。今後ともその使命を全うすることに努めていく」と締めくくりました。
またPD-1の発見当時、小野薬品から出向し京都大の本庶教室で研究員として加わっていた小野薬品の柴山史朗免疫研究センター長は「腫瘍免疫という概念に長年付きまとった偏見を覆すこととなった研究を身近に見聞きでき、その実用化に多少なりとも関与できた幸運に深く感謝している」とコメントしました。
まさにがん治療に革命が起きた大発見です。私もこの恩恵を多くの患者さんに届けられるように、地道に診療を続けていく覚悟です。
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監修医師紹介
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湘南メディカルクリニック新宿院
院長 阿部 吉伸 医師 -
【備考】
日本外科学会永久認定医 日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医 日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員 日本脈管学会会員 日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員 日本再生医療学会会員 医学博士
経歴 | |
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1990年 | 国立富山医科薬科大学医学部卒 富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科) |
1994年 | 国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士 胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科) |
1992年~1994年 | パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学 |
1997年 | 国立金沢病院心臓血管外科勤務 |
2004年 | パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。 |
2012年 | 新宿血管外科クリニック 院長 |
2015年 | 湘南メディカルクリニック新宿院 院長 株式会社シーオーメディカル顧問医就任 |
当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤
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ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)
ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)とは?
がん免疫療法(NK・T細胞投与)がん免疫療法(NK・T細胞投与)と併用し免疫機能を高めるニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)の点滴治療
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