「レンビマ」「ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)」併用、子宮がんでブレイクスルー指定、米FDA
【2018年8月6日】
エーザイと米メルクは2018年7月31日、子宮内膜がんに関する抗がん剤「レンビマ」と抗PD-1抗体「ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)」の併用療法について、米FDA(食品医薬品局)からブレークスルーセラピー(BT)の指定を受けたと発表しました。
マイクロサテライト不安定性が低頻度または陰性か、DNAミスマッチ修復機能を持ち、1回以上の全身治療歴のある進行性/転移性の子宮内膜がんが対象となります。
レンビマに対するBT指定は3回目です。ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)との併用に対する指定としては2回目となります。BT指定は、欧米で実施されている臨床第1相後期(P1b)/P2試験(111試験/KEYNOTE-146試験)の子宮内膜がんコホートでの中間解析結果に基づきます。
今後は抗がん剤と抗PD-1抗体の併用も増えるものと思われます。
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監修医師紹介
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湘南メディカルクリニック新宿院
院長 阿部 吉伸 医師 -
【備考】
日本外科学会永久認定医 日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医 日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員 日本脈管学会会員 日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員 日本再生医療学会会員 医学博士
経歴 | |
---|---|
1990年 | 国立富山医科薬科大学医学部卒 富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科) |
1994年 | 国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士 胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科) |
1992年~1994年 | パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学 |
1997年 | 国立金沢病院心臓血管外科勤務 |
2004年 | パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。 |
2012年 | 新宿血管外科クリニック 院長 |
2015年 | 湘南メディカルクリニック新宿院 院長 株式会社シーオーメディカル顧問医就任 |
当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤
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