ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)、進む治験、適応拡大
【2017年04月05日】
MSD社は2017年4月4日に開いた事業説明会で、開発パイプラインの状況を報告しました。
ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)は、現在、ホジキンリンパ腫への適応拡大を申請中とのことです。また、大腸がんや食道がん、胃がん、肝がんといった消化器領域のほか、膀胱がんや乳がん、頭頸部がん、多発性骨髄腫、腎細胞がんの適応が臨床第3相(P3)試験段階にあるとのことです。なお、卵巣がんと前立腺がんがP2試験段階となっているそうです。
また、さまざまな薬剤との併用療法に関する開発も進めています。さらに術後のアジュバントや、術前のネオアジュバント療法などに広く適応することでがん免疫療法での貢献を果たすとのことで、ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)をがん免疫療法でのベースに位置付けて研究開発に取り組んでいる状況を説明しました。
また、ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)以外のがん領域での治療薬開発については、ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)の適応拡大と同時に、全く異なる分子化合物も導入あるいは自社開発しているとのことです。基本的にはイムノオンコロジーを中心に新薬開発をしているということです。
ニボルマブ(抗PD-1抗体)ニボルマブ(抗PD-1抗体)とペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)の適応拡大が進みそうです。
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監修医師紹介
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湘南メディカルクリニック新宿院
院長 阿部 吉伸 医師 -
【備考】
日本外科学会永久認定医 日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医 日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員 日本脈管学会会員 日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員 日本再生医療学会会員 医学博士
経歴 | |
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1990年 | 国立富山医科薬科大学医学部卒 富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科) |
1994年 | 国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士 胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科) |
1992年~1994年 | パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学 |
1997年 | 国立金沢病院心臓血管外科勤務 |
2004年 | パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。 |
2012年 | 新宿血管外科クリニック 院長 |
2015年 | 湘南メディカルクリニック新宿院 院長 株式会社シーオーメディカル顧問医就任 |
当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤
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