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がん治療情報コラム

<肝がん手術は症例数が多い病院ほど死亡率が低い>

 

私も手術症例を登録していますが、NCDという全国的手術データーベースより、高難度肝胆膵外科手術の死亡率は、症例数が多い病院で有意に低値であることが示されました。第70回日本消化器外科学会総会で発表されたものです。

対象は、2011年と2012年にNCDに登録された、外側区域切除を除いた1区域以上の肝切除が施行された1万4970例と、膵頭十二指腸切除(PD)が施行された1万7564例です。腹腔鏡下手術は除外されました。患者様の背景は、肝切除では平均年齢67.0歳、男性70.1%、肝細胞がんは45.7%、転移性肝がんは29.6%、肝門部胆管がんは4.0%でした。PDでは平均年齢68.5歳、男性62.0%、膵がんは49.2%、遠位胆管がんは20.1%、乳頭部がんは12.6%でした。


将来的には肝臓を手術する病院の集約化の検討のために、高難度肝胆膵外科手術の年間症例数により、High volume hospital(HVH:手術数が多い病院)を50例以上、Medium volume hospital(MVH:手術数が中等度の病院)を30例以上49例以下、Low volume hospital(LVH:手術数が少ない病院)を1例以上29例以下とし、手術成績の比較を行いました。病院の数は「多い病院」が130、「中等度病院」が123、「少ない病院」が肝切除で794、PDで930でした。あたりまえですが、「手術数の少ない病院」が圧倒的にその数は多いですね。

まず肝切除について、計1047施設のうち「手術数の多い病院」と「中等度の病院」は各12%でした。手術症例に対する割合は、「多い病院」が47%、「中等度病院」が20%で、両者で全体の約7割を占めました。

次にPDについて、計1182施設のうち「多い病院」は11%、「中等度病院」は10%でした。症例に対する割合は、「多い病院」が41%、「中等度病院」が18%で、両者で全体の約6割を占めました。海外の状況と比較すると、肝切除、PDともに日本の「手術数が多い病院」の数は多すぎることが示されました。

転帰について、肝切除では、在院死亡率、出血率(>2000mL)、輸血率は、「多い病院」でそれぞれ3.0%、15.9%、35.9%、「少ない病院」では4.5%、20.2%、48.1%となり、いずれも「多い病院」で有意に良好でした(いずれもp=0.000)。長時間手術(>6時間)の割合は、「多い病院」の53.9%に比べ、「少ない病院」は46.1%と有意に少ない傾向でした(p=0.000)。これは、「手術数の多い大病院」に、難しい症例が多い傾向があるためと考えられています。

全合併症、有意差を認めた合併症の手術部位感染(SSI)と胆汁漏の発生率は、「多い病院」では、それぞれ27.6%、9.7%、8.6%、「少ない病院」では23.0%、8.2%、7.2%となり、いずれも「少ない病院」で有意に低値でした(p=0.000、p=0.014、p=0.016)。

PDでは、在院死亡率、再手術率、輸血率、平均在院期間は、「多い病院」でそれぞれ1.7%、3.1%、29.0%、39.5日、「少ない病院」で4.1%、4.2%、42.0%、49.8日となり、いずれも「多い病院」で有意に良好でした(いずれもp=0.000)。長時間手術の割合は、「多い病院」の80.9%に比べ、「少ない病院」は77.7%と有意に少ない傾向でした(p=0.000)。これも、「手術数の多い病院」に、難しい症例が多い傾向があるためと考えられています。

全合併症の発生率は、「多い病院」43.4%、「少ない病院」39.5%と「少ない病院」で低い傾向でしたが(p=0.000)、有意差を認めた各合併症の発生率では、いずれも「多い病院」で有意に低率でした。なお、PDで問題となる術後出血とグレードB以上の膵液漏については、両者に差を認めませんでした。

今回の結果は、肝がんや胆道系のがん、あるいは膵がんの手術をする病院を将来的に集約化するのかどうかを考えるうえで重要な指標になると思われます。心臓外科でも同様の施設集約化の話題がありますが、結論を引き出すためには、さらに追跡し検討する必要があります。単純に考えて、手術を受けるなら、たくさん手術をしている病院を選ぶと思いますが、話はそう単純ではないようです。

 

 

当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)

    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    とは?

    がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法と併用し免疫機能を高めるニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    の点滴治療

  • イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)

    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    とは?

    CTLによるがん(細胞)の破壊する働きを助ける免疫チェックポイント阻害剤

  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

    免疫チェックポイント阻害剤併用療法とは?
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
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    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    併用がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法でがんの治癒率が飛躍的に伸びる可能性があります。

  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?
    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療




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