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がん治療情報コラム

<C型肝炎ウイルス排除後に残る発がんリスク>

 

C型肝炎の治療目標は、肝関連疾患の進展抑制と肝がんの予防です。しかし、前回ご紹介したIFN(インターフェロン)フリー療法でウイルスを排除しても、肝がんを発症するリスクはゼロにはなりません。この肝がんリスクの程度を複数の血液マーカーで判断しつつ、定期的にフォローアップする必要があるのです。


IFNフリー療法は経口薬のみで簡単に副作用なく治療できるので、気軽に治療を開始した患者様が、SVR(著効)を達成した途端に『これで治った』と誤解し、その後全く受診しない状況がありえます。SVR後の肝がんリスクは前述のとおり決してゼロにはならないので、肝がんのリスクや定期的な受診の必要性を、患者様にあらかじめきちんと説明しておく必要があります。


しかし、抗ウイルス療法に関する説明を行う際に悩ましいのが、IFNフリー療法による肝がんリスクの抑制効果をどのように伝えるかです。肝機能検査やアルブミンの推移から、IFNフリー療法でもSVRを達成すれば、肝機能と肝予備能が高まってきます。肝線維化もゆっくりですが改善しますし、発がんマーカーの1つであるAFPも低下してきます。AFPが5ng/mL未満だった患者の割合の推移を見ると、IFNフリー療法とIFN療法との間に大きな差はありません。両群の患者背景を見ると、IFN療法を受けられなかった患者がIFNフリー療法を受けているケースが多いので、IFNフリー療法群は肝がんリスクがより高い集団となります。従って、同等、あるいはそれ以上の効果があると考えていいという意見もあります。IFNフリー療法の患者層は高齢で、代償性肝硬変の症例が数多く含まれるので、より慎重にフォローアップすべきではあります。


ソホスブビル投与患者では、AFPの特異的な変化でがんの早期スクリーニングが可能です。ソホスブビル治験時の50症例を見てみると、治療開始直前のAFP値によらず、服薬開始直後からAFPが速やかに低下し始めています。例えば、開始時に20ng/mL未満という正常レベルであっても、15ng/mLから8ng/mLへと下降していきます。


しかし、著効にもかかわらずAFPの下がりが悪い症例も存在します。例えば10ng/mLから20ng/mLへといったむしろ微妙な増加の場合、がんの発生を予知し得る可能性があります。いわば、ウイルス駆除によるAFP測定の高感度化です。特にAFP、中でもそのレクチン分画のAFP-L3の増加があれば、それはほぼ間違いなく小さい肝がんと思われます。実際、小さながんが見つかり、ラジオ波焼灼術を受けた症例もあるそうです。

また、既に肝がんを発症したC型肝炎患者様であっても、外科的がん切除後の治療にも効果があるとされています。実際、がん切除後に抗ウイルス療法を行うと、1度目の再発のレベルではなかなか差が明確になりませんが、2度目、3度目の再発を抑制することが示されています。また、ウイルスを排除すれば肝臓の予備能が高まるので、ラジオ波焼灼術などの治療を行いやすくなります。


著効後に、どういう患者様で肝がんリスクが高いのかが分かれば、患者様ごとにフォローアップの間隔などに対し強弱をつけられます。SVRを達成した患者様を対象に、治療終了後のALT、AFP別に累積肝発がん率を見てみると、ALTは40IU/L未満、AFPは10ng/mL未満であれば、肝がんの累積発症率が低いことが示されています。


また、2015年1月には、肝線維化マーカーであるMac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体(M2BPGi)が保険適用となり、C型肝炎の肝線維化進展例、すなわち肝がん発症リスクが高い患者様を同定するのに有効な可能性が報告されています。腹腔鏡下肝生検により診断された肝線維化の進展度別に見ると、F0/1、F2/3、F4のいずれにおいても、M2BPGiが1C.O.I.(cut off index)未満だと、発がん率は低いようです。また、IFNによるHCV排除後にその値が低下することも示されています。


このマーカーは糖鎖抗原を利用して、肝線維化進行に伴うM2BPという蛋白上の糖鎖構造の変化を定量化したものです。M2BPが増える前の変化が捉えられ、血清10μL、約17分で測定できます。B型肝炎や非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の線維化も評価可能ですが、C型肝炎のみ数値が上昇しやすいマーカーであることが明らかになっています。M2BPGiは各慢性肝疾患の線維化進展例の抽出に極めて有用ですが、これのみで発がんのしやすさを判断するのは難しいです。AFP、PIVKA-IIといった既知の腫瘍マーカーなどと組み合わせれば、発がんリスクがより高い患者様を絞り込みやすくなるかもしれませんね。

 

 

当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ
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    ニボルマブ
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    ニボルマブ
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    (抗PD-1抗体)
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    がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法と併用し免疫機能を高めるニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    の点滴治療

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    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)

    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
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    CTLによるがん(細胞)の破壊する働きを助ける免疫チェックポイント阻害剤

  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

    免疫チェックポイント阻害剤併用療法とは?
    ニボルマブ
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    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
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    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    併用がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法でがんの治癒率が飛躍的に伸びる可能性があります。

  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?
    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療




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