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がん治療情報コラム

<某大企業役員の薬剤密輸入問題とがん疼痛>

 

某大企業の前常務(6月30日に辞任)の米国人女性が、オキシコドンという鎮痛薬を密輸入して逮捕されました。報道ではこのオキシコドンを、米国では錠剤を砕いて鼻から吸引するとヘロインのような陶酔感があるため、米国では乱用が問題になっていると伝えています。とあるテレビ局の報道では、実際に鼻からストローで吸引している映像を流し、オキシコドンが覚せい剤と変わらないものであるかのような印象を与えました。確かに米国では、オキシコドンの乱用が問題になっており、報道の内容に大きな間違いはありません。

一方で、日本ではオキシコドンは医師の処方箋の下でオキシコンチン錠や、オキノーム散という商品名の内服薬として調剤され、がん疼痛と闘っている患者様の多くが使用しているれっきとした医療用薬剤です。適応はがん性疼痛のみです。つまり、日本ではがん患者様にしか、オキシコドンは使用されていません。

そして、今回の一連の報道で、オキシコドンを使用しているがん患者様がショックを受けています。患者様たちは、服用している薬が覚せい剤のような危険なものと知り、悲しい気持ちになっています。がんのしつこい痛みを取るために、オキシコドンは必要な薬と説明され、頭の中では理解していても、自分の飲んでいる薬がマスコミで覚せい剤のように悪者扱いされていては、それは動揺してしまいます。また薬物乱用者と自分は一緒なのか、とも思ってしまいがちです。

某著名人の報道の時もそうでしたが、医療用麻薬を適切に使用すれば、多くのがん患者様の疼痛を緩和でき、ストレスを軽減させ、免疫力を向上させられるといった情報がないため、このようなことが起こってしまうのです。いまだにマスコミの報道で、医療用麻薬の誤解と偏見を生んでしまっているのです。報道するならば、病院でのがん患者様への適正使用も伝えるべきなのです。

繰り返しますが、今回報道されたオキシコドンという薬は覚せい剤のようなものではなく、がんによる強い疼痛を緩和するためにがん患者様には必要な薬剤なのです。そして、医師がきちんと処方している限りは、依存や中毒を引き起こすことはありません。今回の報道でも、センセーショナルに乱用を謳うばかりでなく、がん患者様には必要な薬剤であり、適正使用されていることもきちんと報道してほしかったです。

まず、報道関係者は薬物乱用を報道する前に、医療用麻薬に関する理解が必要です。でないと、日本にいる全てのがん患者様とその家族が混乱し、苦しむ羽目になります。そのことで悩み、がん患者様の免疫力が下がってしまうこともあり得ます。そのようなことは絶対に避けなければいけません!公僕には、公平で正確な責任ある報道をお願いします。

 

 

当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
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    がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法と併用し免疫機能を高めるニボルマブ
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  • イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
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  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

    免疫チェックポイント阻害剤併用療法とは?
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    併用がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法でがんの治癒率が飛躍的に伸びる可能性があります。

  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?
    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療




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