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がん治療情報コラム

<一滴の血液で13種類ものがんを発見!?>

 

マイクロRNA腫瘍マーカーって、ご存知ですか?現在注目されているバイオマーカーで、一滴の血液だけで、がんが早期発見できるかもしれないのです。

まず、人間の身体を構築しているのは、ご存じのとおりたんぱく質です。そして、このたんぱく質の設計図を作っているのはDNAです。そしてDNAを間違いなく、正しいたんぱく質に翻訳するためには、RNAという翻訳機が必要となります。

つまり、RNAはDNAから読まれて、確実なたんぱく質を作る鋳型として働いているのです。ただ、RNAにはたんぱく質にはならない微小なRNAもあることがわかりました。これがマイクロRNAと呼ばれるものです。通常、たんぱく質になるRNAは塩基の長さが数百から何千とありますが、マイクロRNAは22個くらいの長さで成り立っています。

今までマイクロRNAがどういう働きをしているかは謎でした。ただ、最近のヒトゲノム解析で、人間もマウスも遺伝子の数は変わらないのに、ヒトのマイクロRNAは2578個と、2000個以下のマウスより、マイクロRNAが多いことがわかりました。マイクロRNAは細胞間のコミュニケ―ションなどの重要な働きをしていると、現在では考えられています。

例えば、母乳中には赤ちゃんを外敵から守るために、免疫グロブリンIgGやIgAが入っています。この赤ちゃんの免疫系を発達させる機能を持ったマイクロRNAが、実は母乳中にたくさん入っていることがわかりました。しかし、なぜ免疫系を発達させるマイクロRNAだけを、母親は母乳中に入れられるのでしょうか?
これは何らかの意図を持った細胞が、母乳中にマイクロRNAを分泌しているとしか思えません。実はがん細胞も体内で生き延びようとして、血管を増やし、転移しやすい状況を作るなど特殊なマイクロRNAを体内に分泌させています。

これを利用して、がんを早期発見しようというものが、マイクロRNA腫瘍マーカーです。現在の腫瘍マーカーは42種類ありますが、がんでなくても高値になったりしますし、早期発見は絶対に無理です。しかし、すべてのがん細胞のマイクロRNAの種類は、それぞれのがんで特徴的なので、検出されたがんのマイクロRNAの顔ぶれを見れば、がんができている臓器もわかるため、早期発見が可能となります。
2578種類のマイクロRNAのうち、どのマイクロRNAが上がっているのかを見れば、どのがんかすぐにわかります。また、手術をすればマイクロRNAは下がり、再発すれば上がってくるので、経過観察にも有用です。

現在、100種類のマイクロRNAで、ほとんどのがんを特定できるようになっています。乳がんは今年をめどに完成するそうです。その他、大腸がんや肺がん、前立腺がんなどの診断システムを構築中とのことで期待が持てます。理想は早期発見で、例えば、大腸がんを早期発見すれば、粘膜にがんが留まっている状態で、内視鏡で取れば治療は終わり、ということになります。
また、腫瘍マーカーでは、偽陽性や偽陰性が問題でしたが、マイクロRNAでは、このようながんもどきの診断はありえません。大腸がんの便潜血反応で陽性だった人の4%だけががんで、残りの96%はがんではなかった、といった現象はありえなくなります。また、がんかどうかはわからないけど、念のため手術しましょうと言った、あいまいなこともなくなります。

将来的には、がん細胞がマイクロRNAを分泌できなくし、その結果、増殖できなくなってがん細胞を死滅させる、といった治療も可能かもしれません。マイクロRNAは、がんの早期発見や新しい治療への可能性を秘めており、現在、79億円という巨額予算で研究がすすめられています。将来、世界的に大きな産業に発展し、がん患者様のみならず、日本全体の経済を救ってくれるかもしれませんね。



 

 

当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)

    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    とは?

    がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法と併用し免疫機能を高めるニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    の点滴治療

  • イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)

    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    とは?

    CTLによるがん(細胞)の破壊する働きを助ける免疫チェックポイント阻害剤

  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

    免疫チェックポイント阻害剤併用療法とは?
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    併用がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法でがんの治癒率が飛躍的に伸びる可能性があります。

  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?
    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療




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