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がん治療情報コラム

<抗PD-L1抗体薬も開発中です!>

 

PD-1とその鍵穴の相手ともいえるリガンドであるPD-L1は、がんが正常免疫を抑制するのを抑えるうえで重要な役割を果たしています。抗PD-L1抗体Avelumabという開発中の薬は、PD-1抗体ではなく、がん細胞側が有するPD-L1を標的とする完全ヒト型免疫グロブリンIgG1のモノクローナル抗体製剤で、海外のフェーズ1試験から安全性、薬物動態、有効性のデータが報告されています。

進行固形がんの日本人患者を対象としたフェーズ1の反復投与用量漸増試験から、抗PD-L1抗体製剤avelumab(MSB0010718C)は、最大で20mg/kgの2週毎の投与が安全に行える可能性が示されました。5月29日から6月2日まで米国シカゴで開催されている第51回米国臨床腫瘍学会(ASCO2015)で、国立がん研究センター東病院先端医療科・消化管内科の設楽絋平氏が発表しました。

設楽氏らは、進行固形がんの日本人の患者を対象として、avelumab(抗PD-L1抗体)のフェーズ1試験を実施し、安全性と忍容性について報告しました。

フェーズ1試験は用量漸増(dose-escalation)と拡大(expansion)の2つのパートで構成されており、用量漸増のパートでは、3+3デザインの用量漸増法に従い、avelumab(抗PD-L1抗体)の用量レベルは3mg/kg、10mg/kg、20mg/kgとされています。また、投与は2週毎に行い、完全奏効(CR)、増悪(PD)、受容不能な毒性の発現、脱落まで継続しました。用量制限毒性(DLT)の評価期間は3週間としました。奏効は、RECIST 1.1および免疫関連反応基準(irRC)に従って評価しました。

用量漸増のパートには、固形腫瘍の患者17人が登録されました。年齢中央値は62歳(範囲:30-74)、全例が、無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発症前と同様に振舞えるECOG PS 0または1(軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働、座業はできる状態。例えば軽い家事、事務などができる)の身体状態でした。がんの原発の内訳は、胃がん4人、悪性黒色腫4人、非小細胞肺がん(NSCLC)3人、大腸がん2人、GIST2人、食道扁平上皮がん1人、転移を有する乳がん1人でした。前治療のライン数中央値は4(範囲:1-9)でした。avelumab(抗PD-L1抗体)3mg/kgを投与する群は5人、10mg/kgを投与する群は6人、20mg/kgを投与する群は6人でした。

治療期間の中央値は14.1週(範囲:4.0-56.0)でした。2014年10月29日の時点で追跡期間は6週間以上となりました。カットオフ日の時点で5人(29.4%)が治療を継続中でした。治療を中止した12人(70.6%)中、10人(58.8%)は増悪のPD、1人(5.9%)は死亡し、1人(5.9%)はその他の理由による中止でした。

治療下で発現した有害事象(TEAE)は17人中16人(94.1%)で報告され、このうち11人(64.7%)が治療に関連する事象でした。2人(11.8%)に強い不快感や、基本的日常生活動作に支障が出るグレード3以上のTEAEが発現しましたが、avelumab(抗PD-L1抗体)に関連する事象ではありませんでした。用量制限毒性DLTの解析対象となった15人ではDLTは報告されず、最大耐用量(MTD)には到達しませんでした

なお、多く発現した有害事象TEAEは、投与時に痛みを感じるなどの投与時関連反応(infusion-related reaction)5人(29.4%)、口内炎4人(23.5%)、斑状丘疹性皮疹4人(23.5%)、白血球数減少3人(17.6%)、発熱2人(11.8%)、頭痛2人(11.8%)、貧血2人(11.8%)で、治療関連死亡はありませんでした。

薬物動態の評価は17人で可能でした。薬の血中濃度が半分になってしまう半減期の平均(SD)は、3mg/kgで92時間(26)、10mg/kgで127時間(34)、20mg/kgで115時間(14)でした。最高血中濃度(Cmax)と濃度時間曲線下面積(AUC)は用量にほぼ比例しており、個人間差は少なく、白人で得られたデータと類似していました。

有効性については、2人(11.8%)で18週を超える部分奏効(PR)が得られ、このうち1人は3mg/kgを投与した黒色腫の患者、もう1人は10mg/kgを投与した食道扁平上皮がんの患者でした。12人(70.6%)は安定状態(SD)となり、このうち5人は3カ月を超えても安定状態であるSDが維持されました。

このavelumab(抗PD-L1抗体)については、日本人の胃がん患者を対象として、10mg/kgの2週毎の投与がフェーズ1b試験で検討されています。さらに選択したがん腫に対し、avelumab(抗PD-L1抗体)10mg/kgを2週毎に投与し、臨床的な有効性を評価するフェーズ2/3試験も現在進行中なので、幅広いがんに適応できる可能性を秘めています。この薬に免疫療法を追加すると鬼に金棒の治療になるので、近い将来、抗PD-L1抗体薬と免疫療法の相乗効果でがんが消えた!という時代がやってくるかもしれませんね。期待が持てる新しい免疫療法です!



当院で受けることが出来る免疫チェックポイント阻害剤

  • ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)

    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
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    (抗PD-1抗体)
    とは?

    がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法と併用し免疫機能を高めるニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    オプジーボ・
    ニボルマブ
    (抗PD-1抗体)
    の点滴治療

  • イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)

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    (抗CTLA-4抗体)
    ヤーボイ・
    イピリムマブ
    (抗CTLA-4抗体)
    とは?

    CTLによるがん(細胞)の破壊する働きを助ける免疫チェックポイント阻害剤

  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法

    免疫チェックポイント阻害剤併用療法とは?
    ニボルマブ
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    併用がん免疫療法(NK細胞投与)NK・T細胞療法でがんの治癒率が飛躍的に伸びる可能性があります。

  • アクセル+ブレーキ療法®コラム

    免疫療法のアクセル+ブレーキ療法®とは?
    従来の各種免疫細胞の活性化(アクセル)と、がん細胞の反撃を抑える免疫チェックポイント阻害剤(ブレーキ)を併用した新しい治療




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