がん治療日本初の免疫療法(アクセル+ブレーキ療法®)とは

がん免疫療法(NKT細胞投与)と免疫チェックポイント阻害剤(ニボルマブ:抗PD-1抗体)を使用した新しい免疫療法「アクセル+ブレーキ療法®️」

従来の免疫療法は、NK・T細胞活性化など、がんを殺すアクセル作用のみを強化するものでしたが、 がんを消すまでの効果はほとんどなく、限界を感じていました。
何とかこの免疫療法を生かす方法はないのだろうか?と日々考えていたところ、 がん細胞がPD-L1という腕を作り、免疫細胞を止めていたという論文を見つけました。

この免疫細胞のブレーキボタンであるPD-1にふたをしてしまうブレーキ作用があるのがニボルマブ(抗PD-1抗体)です。

だとすれば、このニボルマブ(抗PD-1抗体)とNK・T細胞をアクセル+ブレーキとして併用すれば、 はじめて免疫のアクセル作用であるNK・T細胞の威力が発揮できるのではないか、と考え付いたのです。
現段階で、抗がん剤が効かなくなった転移のあるがんを消す治療は この『アクセル+ブレーキ療法®』、ニボルマブ(抗PD-1抗体)+イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)併用活性化がん免疫療法(NK・T細胞投与)しかないと断言できます。

これは全く新しい概念の治療法です。
当院の投与法は、長く効く抗体薬であるニボルマブ(抗PD-1抗体)やイピリムマブ(抗CTLA-4抗体)を少量ずつ蓄積させて いく少量蓄積法という投与法です。
この投与法であれば、現在までに300人以上の方に投与していますが、大きな副作用なく投与できています。
この投与法がニボルマブ(抗PD-1抗体)やイピリムマブ(抗CTLA-4抗体)にとっては理にかなっているのではないかと私は確信しています。
加えて、当院では副作用を早期発見する事前採血検査を毎回行い、副作用をできるだけ軽微なうちに早期発見し、早期対応できるようにしています。

2016年10月24日、Oncoimmunologyに掲載された京都大学、大塚らの研究によると、ニボルマブ(抗PD-1抗体)投与後、効果が認められた群では、リンパ球の一種である「9型ヘルパーT細胞(Th9細胞)」が増加していることが認められています。

これらの研究結果を踏まえ、当院では、2015年9月より、ニボルマブ(抗PD-1抗体)とイピリムマブ(抗CTLA-4抗体)を少量併用した活性化自己リンパ球による免疫療法を開始しました。免疫を高めつつ、免疫チェックポイント阻害剤を併用したこの治療は、アクセル+ブレーキ療法®と名付け、現在、日本での登録商標を有しています。
2015年9月から2016年9月までの1年間に359例のアクセル+ブレーキ療法®を行いました。内訳は肺がん84例、乳がん45例、大腸がん32例などです。

中には肉腫系などまれながん種にも施行しました。1クールを2週間ごとの5回、2ヵ月半とし、NK・T細胞とT細胞の培養活性化は20億個前後。ニボルマブ(抗PD-1抗体)は20mg、イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)は10~25mg毎回投与しました。全例に長期的フォローアップができてはいませんが、1~2クールでCRを得た症例を数例経験し、ホームページでも公開しています。

アクセル+ブレーキ療法®
がん免疫療法(NK・T細胞投与)+免疫チェックポイント阻害剤のニボルマブ(抗PD-1抗体)併用療法

ニボルマブ(抗PD-1抗体) 画像01

NK・T細胞が免疫チェックポイント阻害剤のニボルマブ(抗PD-1抗体)と協力をして、がん細胞に攻撃を仕掛けます

ニボルマブ(抗PD-1抗体) 画像02

がん細胞は反撃としてPD-L1でPD-1に攻撃しようとしますが、ニボルマブ(抗PD-1抗体)がその攻撃を防ぎ、NK・T細胞は活性化を維持したままがん細胞を攻撃します。

ニボルマブ(抗PD-1抗体) 画像03

活性化を維持したNK・T細胞は、がん細胞を継続して攻撃し続け、体内からがん細胞を死滅させる可能性が非常に高まった。

また、がん細胞の反撃の抑制(ブレーキ)だけではなく、がん細胞に攻撃をするためのNK・T細胞の活性化(アクセル作用)もがん細胞を死滅させるのには非常に重要な要素です。私たちは、免疫療法創成期から、30年以上の培養経験を有する大学客員教授を筆頭に熟練した培養士がNK・T細胞を最大限に活性化させることができますので、がんを死滅させる最大のアクセル作用が得られます。

アクセル+ブレーキ療法®の効果

湘南メディカルクリニックによる
あきらめないがん治療

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よくあるご質問

  • 治療期間はどのくらいですか?
  • 副作用はありますか?
  • 費用はいくらかかりますか?

イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)の併用療法

イピリムマブ(抗CTLA-4抗体) 画像01

ニボルマブ(抗PD-1抗体)はPD-1を阻害し、がん細胞の反撃を止める一方、イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)はCTLA-4という免疫療法にストップをかける因子を阻害することで、免疫療法を元気にします。

ニボルマブ(抗PD-1抗体)とイピリムマブ(抗CTLA-4抗体)を併用することで、がん細胞の反撃を止め、免疫療法をより元気にするという、アクセル+ブレーキ療法®に基づく免疫療法をより強化します。

当院におけるニボルマブ(抗PD-1抗体)・イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)副作用発現頻度

副作用当院統計小野薬品統計
間質性肺炎3/300例(1%)247/8077例(3%)
肝機能障害10/300例(3.3%)116/8077例(1.4%)
甲状腺機能低下症3/300例(1%)212/8077例(2.6%)
甲状腺機能亢進症1/300例(0.3%)106/8077例(1.3%)
副腎機能不全3/300例(1%)13/8077例(0.1%)
大腸炎5/300例(1.6%)21/8077例(0.2%)
下痢-167/8077例(2%)
発疹5/300例(1.6%)118/8077例(1.4%)
しびれ1/300例(0.3%)0/8077例(0%)
むくみ1/300例(0.3%)0/8077例(0%)

※小野薬品の8077症例とほぼ同等。

関連ページ

ニボルマブ(抗PD-1抗体)

ニボルマブ(抗PD-1抗体) 画像04
がん免疫療法(NK・T細胞投与)と併用し免疫機能を高めるニボルマブ(抗PD-1抗体)の点滴治療

ニボルマブ(抗PD-1抗体)は患者様が自身のがん細胞を攻撃する免疫機能を高めるとして承認認可されている薬剤です。
このニボルマブ(抗PD-1抗体)とは、T細胞のPD-1と呼ばれる細胞と協力して、がん細胞から作りだされたPD-L1との結合を阻止して、免疫機能を円滑に働かせ、がん細胞を攻撃する力を高めます。

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イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)

イピリムマブ(抗CTLA-4抗体) 画像02
CTLA-4がB7と結合をイピリムマブ(抗CTLA-4抗体)が阻害することでCTLによるがん(細胞)の破壊する働きを助ける免疫チェックポイント阻害剤

CTLA-4がB7と結合すると、CTLはがん細胞を攻撃しなくなってしまいます。そのため、どんどんがんの進行が進んでしまいますが、このCTLA-4とB7の結合を阻害し、CTLが活性化してがん細胞を殺すように働きかける免疫チェックポイント阻害剤です。

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がん免疫療法(NK・T細胞投与)

がん免疫療法(NK・T細胞投与)
がん細胞に対し、最強の攻撃力を持つナチュラル・キラー細胞(NK・T細胞)を用いた免疫療法

免疫細胞の中でも、唯一直接がん細胞を攻撃する最強の攻撃力を持っているナチュラル・キラー細胞(NK・T細胞)ですが、がん患者様はこのNK・T細胞の活性が低いためにがんになってしまうとも言えます。
がん免疫療法(NK・T細胞投与)は、NK・T細胞を活性化させて、がんをピンポイントで殺す治療法です。

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監修医師紹介

阿部 吉伸 医師

湘南メディカルクリニック新宿院

院長阿部 吉伸医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医
日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医
日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員
日本脈管学会会員
日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員
日本再生医療学会会員
医学博士

経歴
1990年国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年
~1994年
パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年新宿血管外科クリニック 院長
2015年湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

がん免疫療法(治療)の 湘南メディカルクリニック