がん免疫療法(NK・T細胞投与)とは

がん免疫療法(NK・T細胞投与)

人間は約60兆個の細胞からできていますが、毎日、細胞が入れ替わる中で、5000個前後のがん細胞が、健康な人でもできていると言われています。このできそこないのがん細胞を日々監視しやっつけてくれるのが、リンパ球をはじめとした免疫細胞です。この免疫細胞の中でも、唯一、直接がん細胞を攻撃し、最強の攻撃力を持っているのがナチュラル・キラー細胞(NK・T細胞)です。
がん患者様は、このNK・T細胞の活性が低いので、がんになってしまったとも言えますが、このNK・T細胞活性を高め、がんをピンポイントで殺そうとする治療が、NK・T細胞を用いたがん免疫療法(NK・T細胞投与)です。別名、活性化自己リンパ球療法とも言います。

免疫療法とは01
免疫療法とは02

従来、樹状細胞療法をはじめとした様々な免疫療法やワクチン療法などのメニューも行ってきましたが、結論として最も効果が高かったのがNK・T細胞を活性化させる療法で、その奏効率は昨年末までの1000例以上の検討から、51%と高く、副作用がない上に抗がん剤よりも効果が高い結果を得ることができました。

アクセル+ブレーキ療法®に関するがん情報コラム

免疫チェックポイント阻害剤

免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞を直接攻撃し殺す薬ではなく、がん細胞を殺そうと免疫にブレーキをかけようとするがん細胞の働きを阻害します。つまり、「マイナス×マイナス=プラス」の薬となります。

  • ニボルマブ(抗PD-1抗体) がん細胞を攻撃する力を高める

  • イピリムマブ(抗CTLA-4抗体) がん細胞を殺すように働きかける

  • 2種類の免疫チェックポイント阻害剤の併用療法 ニボルマブ+イピリムマブ

当院独自のがん免疫療法

アクセル+ブレーキ療法®

免疫療法とは アクセル+ブレーキ療法
がん免疫療法(NK・T細胞投与)+ニボルマブを併用した新しい治療

従来の各種免疫細胞の活性化だけを目的としたアクセル作用だけでなく、がん細胞の反撃を抑えるニボルマブ(抗PD-1抗体)を併用し、 がん細胞に直接ブレーキをかけることで、より効率よく『がん細胞を死滅』させることができる画期的な治療です。

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アクセル+ブレーキ療法®に基づく治療法

免疫療法とは アクセル+ブレーキ療法に基づく治療法

患者様から採取した血液中のリンパ球に、高濃度IL-2と各種抗体を加え、特殊技術により活性化し増殖させたリンパ球を患者様の体内に戻し、がんの治療を行うものです。活性化されたリンパ球のNKT純度は平均65%(45%~85%)です。その他の細胞は、α・βT細胞で、これらの細胞もがん細胞を攻撃します。
2週間毎5回の点滴治療で1クールとします。

がん予防/早期対策・早期発見のための遺伝子検査

湘南メディカルクリニックでは、がん予防やがんを早期発見することが一番重要だと考えています。そのために、なかなか発見しづらい消化器系がんの血液検査や自身ががんになりやすいかどうかを遺伝子レベルで検査することを推奨しています。
ご自身が将来、がんになりやすいのかを知ることは多少怖い気持ちもありますが、逆に、自分の体の事を前もって知っておけば、今後の生活習慣の改善などにも役立てることができるようになります。
がんという病気は治療よりも予防することが大切です。どうぞお気軽に血液検査・遺伝子検査をご相談下さい。

がん免疫療法(NK・T細胞投与)の備考

<免疫細胞療法の適応>

手術でがんを切除した後の再発や転移の予防から、進行したがんで他に治療法がない場合まで、免疫細胞療法を行うことができます。しかし、血液のがんの一種であるT細胞型の悪性リンパ腫とT細胞性白血病ではTリンパ球ががん化していますので、活性化自己リンパ球療法は原則として行いません。その他、自己免疫疾患の患者様、臓器移植後免疫抑制剤を使用している患者様にも原則として行いません。

<免疫細胞療法の中止について>

本治療への参加に同意していただいた後でも、以下の要件に当てはまる場合には、治療への参加を中止させていただくことがあります。

  • 治療開始後、何らかの異常が発現し、治療を担当する医師により治療継続が困難と判断された場合
  • 治療を担当する医師の指示を守らなかった場合
  • 患者様から中止の希望がある場合

がん免疫療法に関するコラム

免疫療法の効果について

免疫療法薬について

免疫療法 ニボルマブ(抗PD-1抗体)

免疫療法の先進医療について

免疫療法の副作用について

監修医師紹介

阿部 吉伸 医師

湘南メディカルクリニック新宿院

院長阿部 吉伸医師

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【備考】
日本外科学会永久認定医
日本胸部外科学会永久認定医
心臓血管外科専門医(2004~2009)
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術実施医
日本癌治療学会会員
日本心臓血管外科学会国際会員
日本胸部外科学会正会員
日本脈管学会会員
日本静脈学会会員
日本血管外科学会会員
日本再生医療学会会員
医学博士

経歴
1990年国立富山医科薬科大学医学部卒
富山医科薬科大学病院第一外科入局(胸部・心臓血管外科・一般消化器外科)
1994年国立富山医科薬科大学大学院卒・医学博士
胸部外科認定医取得(食道・肺・心臓外科)
1992年
~1994年
パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学
1997年国立金沢病院心臓血管外科勤務
2004年パキスタン、トルコ、ミャンマーの日本大使館に外務省参事官兼医務官として8年間海外勤務。
2012年新宿血管外科クリニック 院長
2015年湘南メディカルクリニック新宿院 院長
株式会社シーオーメディカル顧問医就任

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